🌿 餅・団子

よりみかわ

よりみかわ(縒り三河)

『古今名物御前菓子秘伝抄』享保三年(1718年) 第34番

挿絵は準備中です
🌿 餅・団子見立てくちなし染め

もち米の上白を一粒ずつ選んで約3時間水に冷やし、木臼でたたいて絹ふるいにかけ、湯でこねて形を作る。色は黄と白の2色で、黄はくちなしで湯をこねる際に染める。

材料うるちの上白米(適量)、梔子(黄色染め用・適量)
①米を浸して搗くうるちの上白米を一粒ずつ選り分け、一時半(約3時間)ほど水に浸す。木臼で搗き、絹篩にかける。
②こねて色をつける湯でこねて形を作る。色は黄と白の二色に仕上げ、黄は梔子で、湯でこねるときに染める。
備考この生地からあこやからいと白節白糸まるまるの五つの姿が作られる。同じ「見立て」の系列に50番「白玉」51番「みかん餅」52番「なつめ餅」がある。
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よりみかわ(34番)と同じ要領で作るが、蒸す間に上にあんをつける。形はとても小さなこふし貝(あこや貝)の形に作る。

差分蒸す間に上に餡をつけ、形はごく小さな貝(あこや貝)に作る。
名前の由来阿古屋貝(あこやがい)は真珠を産む貝。小さな貝の形に見立てた菓子。
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よりみかわ(34番)と同じ要領で作るが、長さ約4.5cmにして中を少しねじる。蒸す前に粒小豆を中煮にしてとりつけてから蒸す。

差分長さ一寸五分(約4.5cm)にして中ほどを少しねじり、蒸す前に粒小豆を半茹でにして表面に取り付ける。
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よりみかわ(34番)と同じ要領で作るが、長さ約4.5cmにして中を少しねじる。蒸す前に道明寺の餅米を約3時間水に冷やして粒々の米をとりつけてから蒸す。

差分長さ一寸五分にして中ほどを少しねじり、蒸す前に唐干しの餅米を水に浸したものを粒のまま表面に取り付ける。
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よりみかわ(34番)と同じ要領で作るが、長さ約6cmにして中を少しねじって蒸す。

差分長さ二寸(約6cm)ほどにし、中ほどを少しねじって蒸すのみ。六つの中で最も単純な作り方で、原文はわずか27字。
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よりみかわ(34番)と同じ要領で作るが、形をりんごほどの大きさの丸にして蒸す。

差分形を林檎ほどの大きさの丸にして蒸す。
関連「まるまる」の名は55番「ふは餅とまるまる」にも登場する(57番あんのまるまる・60番もろこしのまるまる)。丸めることそのものが名前になっている一群。

準備中です。お楽しみに!

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よりみ川うる上白米を一粒ツヽゑり一時半程水にひやし木うすにてはたき絹ふるひにかけ湯にてこねなりを作り申候いろは黄白と二色に仕候黄はくちなしを以て湯にてこね申候時染申候
あこや右同断但しむし申候間上にあんを付申候但しなりはいかにもちいさきこふしの貝のなりに作り申候
からいと右同断但し長さ一寸五分にして中を少ねじむし申さす時つふ小豆を中煮して取つけむし申候
白ふし右同断但し長さ一寸五分にして中を少ねじむし申さす時たうほし餅米を一時半程水に冷しつふ〳〵米を取付むし申候
白いと右同断但し長さ弐寸程にして中を少ねじむし申候
まる〳〵右同断但しなりりんこほとにしてむし申候

生地はすべて同じです。うるち米を粉にして湯でこねたもの、それだけ。違うのは形と、表面に何を付けるか。小さな貝、ねじった糸、小豆を散らしたもの、餅米を散らしたもの、林檎ほどの玉。六つの項目が並んでいますが、作り分けているのは姿だけです。三十五番から三十九番まで、原文はすべて「右同断」で始まります。とりわけ三十八番「白いと」は全文二十七字。江戸の菓子が、味より姿で名を分けていたことがよく分かる一群です。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

中身はぜんぶ同じなのに、名前が六つもあるワン。かたちが変われば別のお菓子、ということなんだワン。