妙品

別山焼

べつざんやき

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 妙品 第92品

別山焼
🍙 焼き飯胡椒味噌うどん豆腐

温かい飯を手で少しもむ。こうしておくと、後で串に刺すときに崩れない。

さて小さく丸め、胡椒味噌で包んで串に刺し、少し焼いて、温めておいた小さな奈良茶碗に二つ入れ、煮加減のよい第100品のうどん豆腐を網杓子ですくって、ざぶりとかける。

別山は禅師の名であるという。

材料温かい飯、胡椒味噌、うどん豆腐
①飯をもんで丸める温かい飯を手で少しもみ、小さく丸める。
②胡椒味噌で包んで串に胡椒味噌で包み、串に刺す。
③少し焼く串のまま少し焼く。
④うどん豆腐をかける温めた茶碗に二つ入れ、うどん豆腐をざぶりとかける。
ポイント飯を先にもんでおくのは、串に刺したときに崩れないための工夫。胡椒味噌の作り方は第82品の本文に「胡椒みそもよし」とあるのみで、詳しくは書かれていない。うどん豆腐は第100品にある。
別山焼の作り方。①飯をもんで丸める ②胡椒味噌で包んで串に ③少し焼く ④うどん豆腐をかける

図の番号は、上の表の①〜④に対応する。

豆腐百珍の原本。別山焼の項
原本(コマ033)。
右の「九十二」から読む
九十二 別山焼
温飯を手にて少しもむ是にて後に串にさす時くだけぬ也さて小さくつくね胡椒味曽に裹み串にさし少し焼て温めをきたる小奈良茶碗に二ツ入れ烹調よき[百]うどん豆腐を羅匕にてすくひざぶりとかける也○別山は禅師の名なるよし

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「別山」はべつざん、「温飯」はうんはん、「裹み」はつつみ、「小奈良茶碗」はこならちやわん、「烹調」はにかげん、「羅匕」はあみじやくし、「禅師」はぜんじ)。[百]は原本で枠に囲まれた品番号。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

胡椒味噌の焼きおにぎりに、うどん豆腐をざぶり。お坊さんの名前がついた、心も体も温まる一杯だワン。