現代語訳
白砂糖一斤半(約900g)、赤味噌二合をよく擂る。餅米の粉一升を細かくし、この三種を搗き合わせる。蒸籠に薄く置いてよく蒸し、さらによく搗き合わせ、山椒の粉を入れる。加減は、温かいうちに味を見て、少し辛いくらいがよい加減である。別法。上白の餅米一升を搗いて粉にし、細かく篩う。山椒の粉一両(約3.75g)、赤味噌三合をよく擂り、砂糖一斤半を合わせる。この四種を合わせて手まりほどに丸め、よく蒸して搗き合わせる。米の粉を打ち粉にして薄く延ばし、少し固まってから切る。玉になるくらいなら、水を入れないほうがよい。
現代語訳に基づくレシピ
| 材料 | 白砂糖(1斤半)、赤味噌(2〜3合)、餅米の粉(1升)、山椒の粉(適量〜1両) |
|---|---|
| ①(本法)搗き合わせる | 白砂糖一斤半(約900g)、赤味噌二合をよく擂る。餅米の粉一升を細かくし、この三種を搗き合わせる。 |
| ②蒸して山椒を加える | 蒸籠に薄く置いてよく蒸し、さらによく搗き合わせ、山椒の粉を入れる。加減は、温かいうちに味を見て、少し辛いくらいがよいとする。 |
| ③(別法)同方 | 直後に「同方」として別法が記されている。上白の餅米一升を搗いて粉にし、細かく篩う。山椒の粉一両(約3.75g)、赤味噌三合をよく擂り、砂糖一斤半を合わせる。この四種を合わせて手まりほどに丸め、よく蒸して搗き合わせる。米の粉を打ち粉にして薄く延ばし、少し固まってから切る。玉になるくらいなら、水を入れないほうがよい。94番「葛饅頭」・98番「葛焼き」と同じく、味噌を使う項目。 |
現代の逸品
準備中です。お楽しみに!
原材料を探す
このレシピの原材料を楽天市場で探せます。
※楽天アフィリエイトを利用しています。
原文(翻刻)
補足
底本(味の素食の文化センター所蔵本)は、この項目のある丁の左下が破損している。翻刻では本文が「少からく候へは能かけんにて候」で終わったところに「(左下が消失している。)」という注記が入り、そのあと「同方」として別法が続く。
東京大学総合図書館所蔵本と照合したところ、同じ箇所が「……能かけんにて候」から「同方上白の餅米壱升……」へ切れ目なく続いていた。破損はあるが、本文そのものは失われていないと判断できる。続く「同方」は、失われた本文の代わりに読み取れた別法ではなく、もともと併記されていた二つ目の作り方である。
本書で底本の破損によって実際に本文が失われているのは82番「羊羹餅」・83番「唐飴」・84番「水飛餅」の三項目で、こちらは東大本によって全文を補った。
ほえまるより
案内人:ほえまる
本のこの部分は傷んでるんだけど、別の本とくらべたら中身はぜんぶ残ってたワン。おまけに別のやり方まで書いてあるワン。