絶品

礫でんがく

つぶてでんがく

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 絶品 第96品

礫でんがく
🍢 田楽芥子酢味噌楽焼

豆腐を八分(2.4センチほど)角、厚さ四、五分(1.2〜1.5センチほど)に切り、ひと串に三つずつ刺し、第2品「雉子やき田楽」のように狐色に焼く。

串を抜いて、そのまま楽焼の蓋茶碗に入れ、芥子酢味噌をかけて、罌粟の実をふる。

材料豆腐、芥子酢味噌、罌粟の実
①小さな角に切る豆腐を八分角、厚さ四、五分に切る。
②串に三つずつ焼くひと串に三つずつ刺し、雉子やき田楽のように狐色に焼く。
③串を抜いて茶碗に串を抜いて、楽焼の蓋茶碗に入れる。
④芥子酢味噌と罌粟芥子酢味噌をかけ、罌粟の実をふる。
ポイント「礫」は小石のこと。小さく切った豆腐を小石に見立てた名とみられる。焼き方の手本は第2品「雉子やき田楽」。
礫でんがくの作り方。①小さな角に切る ②串に三つずつ焼く ③串を抜いて茶碗に ④芥子酢味噌と罌粟

図の番号は、上の表の①〜④に対応する。

焼き方は第2品「雉子やき田楽」のページにある。

豆腐百珍の原本。礫でんがくの項
原本(コマ034)。
右の「九十六」から読む
九十六 礫でんがく
とうふを八分方あつさ四五分に切ひと串に三つづゝさし[二]雉子やき田楽の如く狐皮色に炙串ぬきて其まゝ楽陶の蓋茶甌に入れ芥子酢みそかけ罌粟ふる也

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「礫」はつぶて、「八分方」ははちぶかく、「狐皮色」はきつねいろ、「楽陶」はらくやき、「蓋茶甌」はふたぢやわん、「芥子」はからし、「罌粟」はけし)。[二]は原本で枠に囲まれた品番号。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

小石みたいな豆腐を香ばしく焼いて、ぴりっと芥子酢味噌。楽焼のお茶碗に入れるのも粋だワン。