🦐 小海老油煎り雷とうふ
現代語訳
生の苗鰕(小海老)を割刀(包丁)でたたいてよく細かくする。すり鉢ですってはよくない。
別に豆腐をよくすり、先のたたいた小海老とよく混ぜ合わせ、第10品「雷とうふ」の具を入れて、油で煎りつけ、味をつける。
小海老のない時節は、海の海老を茹でて、たたいて使う。
現代語訳に基づくレシピ
| 材料 | 豆腐、生の小海老、雷とうふの具、油 |
|---|---|
| ①小海老をたたく | 生の小海老を包丁でたたいて細かくする。すり鉢ではすらない。 |
| ②すり豆腐と混ぜる | よくすった豆腐と、たたいた小海老を混ぜ合わせる。 |
| ③油で煎って味つけ | 雷とうふの具を入れ、油で煎りつけて味をつける。 |
| ポイント | すり鉢ですると海老の食感がなくなるため、包丁でたたくよう念を押しているとみられる。「雷とうふの加料」は第10品のページにある具のこと。 |
図の番号は、上の表の①〜③に対応する。
関連する品
具の取り合わせは、第10品「雷とうふ」のページにある。
原文(翻刻)
右の「九十」から読み、左へ続く
九十 苗鰕菽乳
生の苗鰕を割刀にてたゝきよく細末し雷盆にてするはあしく別にとうふをよくすりて右のたゝき苗鰕をよくまぜ合せ[十]雷とうふの加料を入れて油熬にして味つくる也○苗鰕なき時節は海鰕を瀹てたゝき用ゆ
生の苗鰕を割刀にてたゝきよく細末し雷盆にてするはあしく別にとうふをよくすりて右のたゝき苗鰕をよくまぜ合せ[十]雷とうふの加料を入れて油熬にして味つくる也○苗鰕なき時節は海鰕を瀹てたゝき用ゆ
原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「苗鰕」はえび、「菽乳」はとうふ、「割刀」はわりがたな、「雷盆」はすりばち、「加料」はかやく、「海鰕」はえび)。[十]は原本で枠に囲まれた品番号。コマ032の左ページの終わりから、丁をめくったコマ033の右ページの初めへ続く。
ほえまるより
案内人:ほえまる
小海老は包丁でとんとん。すり鉢ですらないのは、ぷりっとした歯ざわりを残すためかな、と思うワン。