佳品

雲かけ豆腐

くもかけどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 佳品 第44品

雲かけ豆腐
☁️ 雲かけ寒晒し粉山葵味噌

豆腐をほどよく切って、寒晒しの糯(もち米)の粉をまぶし、蒸して山葵味噌をかける。

山葵味噌の作り方は、第82品「茶とうふ」の下に出ている。

材料豆腐、寒晒しの糯の粉、山葵味噌
①粉をまぶすほどよく切った豆腐に、寒晒しの糯の粉をまぶす。
②蒸す粉をまぶしたまま蒸す。
③山葵味噌をかける蒸し上がりに山葵味噌をかける。
ポイント「寒晒しの糯の粉」は、もち米を寒中に水にさらして粉にしたもので、今の白玉粉にあたるとみられる。山葵味噌の作り方は第82品「茶とうふ」の本文にある(味噌に胡麻と胡桃をすり合わせておき、使うときにすり山葵を入れる)。
雲かけ豆腐の作り方。①粉をまぶす ②蒸す ③山葵味噌をかける

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。雲かけ豆腐の項
原本(右がコマ020、左がコマ021)。
右の「四十四」から読み、左へ続く
四十四 雲かけ豆腐
よきほどに切て寒曝の糯の粉に糝し蒸て山葵味曽をかくる○山葵味曽の製は[八十二]茶とうふの下に出たり

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「寒曝」はかんざらし、「糯」はもち、「糝し」はまぶし、「山葵」はわさび)。[八十二]は原本で枠に囲まれた品番号。コマ020の左ページの終わりから、丁をめくったコマ021の右ページの初めへ続く。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

白い粉をまとって蒸すと、ふんわり雲みたい。山葵味噌のぴりっとした味が合いそうだワン。