🌿 餅・団子塩あん伝本の補訂
第48番「焼き餅」現代語訳
うるち米の上白を一粒ずつ選んで粉にし、絹ふるいにかけ、湯でこねる。小豆をよく煮て塩を少し加えてすりつぶし、こねた生地を小さく押し平らにして中に小豆を包み、平らな鍋で焼く。
第48番「焼き餅」レシピ
| 材料 | うるちの上白米(粉・適量)、小豆(塩あん用) |
|---|---|
| ①生地を作る | うるちの上白米を一粒ずつ選り分けて粉にし、絹篩にかける。湯でこねる。 |
| ②塩あんを包んで焼く | 小豆をよく煮て塩を少し入れ、擂り潰す。こねた生地を小さく押し平たくし、中に小豆を包んで、平たい鍋で焼く。 |
| 備考 | 同じ大唐米(とうぼし)の餅米を使う一群として42番「うつら焼き三種」も参照。 |
第81番「宗休餅」現代語訳
うるち米七合、餅米三合を粉にして生垂(なまたれ)でこね、砂糖はこねる加減に合わせて入れて蒸す。
第81番「宗休餅」ポイント
| 差分 | うるち米七合、餅米三合を粉にして、なまたに入れて蒸す。「なまた」が何を指すかは判然としない。 |
|---|---|
| 底本との異同 | 底本(味の素食の文化センター所蔵本)はこの項目の記述が簡略で、砂糖を加える工程が書かれていない。東京大学総合図書館所蔵本により、砂糖を加える工程を含めて補った。 |
現代の逸品
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原文(翻刻)── 第48番
やきもちうるし上白米を一粒つゝゑり粉にして絹ふるひにかけゆにてこね小豆を能にて塩少入すりつふし右のこね申候をちいさくおしひらめ中へ小豆を包平きなへにてやき申候
原文(翻刻)── 第81番
宗休もちうるし米七合もち米三合程にしてなまたれにてこね申候沙糖はこね次第に入むし申候
補足
焼き餅は、いまも各地にある焼き餅そのものの作り方です。小豆に塩を入れて擂り潰す、という下ごしらえまで含めて、現在とほとんど変わりません。
宗休餅は、うるち七に餅米三の配合となまたれでこねること、砂糖を加減して入れて蒸すことが記されています。底本(味の素食の文化センター所蔵本)はこの項目の記述が簡略で、砂糖を加える工程が書かれていません。東京大学総合図書館所蔵本により、その工程を含めて補いました。「なまた」が何を指すかは判然としません。名前の由来も不明です。
ほえまるより
案内人:ほえまる
焼き餅のほうは今とほとんど同じだワン。宗休餅は底本だけだと短すぎてわからなかったけど、別の伝本のおかげで作り方が見えてきたワン。