絶品

辣料とうふ

からみどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 絶品 第95品

辣料とうふ
🫚 生姜一日煮る鰹だし

鰹のだし汁と薄醤油を、たいへんたっぷりと鍋に張り、生姜をおろして、とても多く入れ、一日じゅう煮る。

おおよそ豆腐一丁に、よく肥えた、ひとにぎりほどの生姜を十あまりの分量にする。

材料豆腐(一丁)、鰹のだし汁、薄醤油、生姜(ひとにぎり大を十あまり)
①だしをたっぷり張る鰹のだし汁と薄醤油を、鍋にたっぷり張る。
②おろし生姜を大量に生姜をおろし、豆腐一丁にひとにぎり大を十あまりの割合で入れる。
③一日煮る一日じゅう煮る。
ポイント「辣料」は薬味・辛みのこと。豆腐一丁に生姜十あまりという、ほかの品にない多さが特徴。食べ方は書かれていない。
辣料とうふの作り方。①だしをたっぷり張る ②おろし生姜を大量に ③一日煮る

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。辣料とうふの項
原本(コマ034)。
右の「九十五」から読む
九十五 辣料とうふ
鰹脯の達失汁稀醤油にていかにもたつぷりと鍋にたゝへ老姜を擦しいかにも饒く入れ終日烹る也○凡そ豆腐壱挺によく雋たる一にぎりほどの老姜十あまりの分量にすべし

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「辣料」はからみ、「鰹脯」はかつほ、「達失汁」はだしじる、「稀醤油」はうすしやうゆ、「老姜」はしやうが、「饒く」はおほく、「終日」はひねもす、「雋たる」はこえたる)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

豆腐一丁に生姜が十個あまり!体の芯までぽかぽかになりそう。寒い日の絶品だワン。