妙品

光悦とうふ

こうえつどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 妙品 第76品

光悦とうふ
🍶 煮切り酒大田楽狐色

酒を長く煮て、酒の香りがなくなるほどにしておく。豆腐の羅皮(表面の皮)を取り、大きな田楽にして塩をまぶし、狐の皮の色に焼いて、先の酒へ入れて煮る。

材料豆腐、酒、塩
①酒を長く煮る酒を長く煮て、酒の香りがなくなるほどにする。
②塩をまぶして狐色に焼く皮を取った豆腐を大きな田楽にし、塩をまぶして狐色に焼く。
③酒で煮る焼いた豆腐を、先の酒に入れて煮る。
ポイント酒のアルコールを飛ばしてから煮るのが要点。名前の「光悦」は、江戸初期の芸術家・本阿弥光悦にちなむとみられるが、原文に由来は書かれていない。
光悦とうふの作り方。①酒を長く煮る ②塩をまぶして狐色に焼く ③酒で煮る

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。光悦とうふの項
原本(コマ028)。
右の「七十六」から読む
七十六 光悦とうふ
酒を久しく煮て酒香なきほどにし豆腐羅皮をさり大田楽にし塩に和糝狐皮色に炙右の酒へ入れ烹る也

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「光悦」はくわうえつ、「羅皮」はぬのめ、「大田楽」はおほでんがく、「和糝」はまぶし、「狐皮色」はきつねいろ)。原本では本品の前に「妙品」の見出しがある。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

狐色に焼いた豆腐を、香りを飛ばしたお酒で煮る。ここから最上級の「妙品」、いよいよ大詰めだワン。