奇品

鹿子とうふ

かのこどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 奇品 第70品

鹿子とうふ
🦌 鹿子小豆蒸す

豆腐の水気を絞ってよくすり、煮すぎない、ほどよく煮た小豆をまぜ合わせ、ほどよく取って蒸す。その上の味つけは好みに任せる。

材料豆腐、小豆
①水気を絞ってする豆腐の水気を絞り、よくする。
②小豆を混ぜる煮すぎない、ほどよく煮た小豆をまぜ合わせる。
③取り分けて蒸すほどよく取り分けて蒸す。
ポイント小豆は煮すぎず、粒の形を残すのが要点とみられる。名前は、白地に小豆が散る様子を、小鹿の背の白い斑(鹿の子模様)に見立てたものとみられる。
鹿子とうふの作り方。①水気を絞ってする ②小豆を混ぜる ③取り分けて蒸す

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。鹿子とうふの項
原本(コマ026)。
右の「七十」から読む
七十 鹿子菽腐
水気をしぼりよくすりて煮すごさぬよろしき烹調の小豆をまぜ合せよきほどにとりて蒸すべし其上の調和は好みに任すべし

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「鹿子」はかのこ、「菽腐」はとうふ、「烹調」はにかげん、「小豆」はあづき、「調和」はてうわ)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

白い豆腐に小豆が点々と。子鹿の背中の模様みたいで、かわいいワン。