🍶 古酒具だくさん煮る
現代語訳
豆腐をよくすって古酒でやわらげ、味をつけた具を入れて煮る。
切り身には、塩紅魚(塩鯛)か、口塩(薄塩)の杏魚(鮟鱇)か白海鰌を使う。鳥肉には鶉か鴨を見合わせて入れる。ほかに焼き栗・木耳・油で揚げた松露などである。
現代語訳に基づくレシピ
| 材料 | 豆腐、古酒、魚の切り身(塩鯛・鮟鱇など)、鳥肉(鶉・鴨)、焼き栗、木耳、松露 |
|---|---|
| ①すって古酒でとく | 豆腐をよくすり、古酒でやわらげる。 |
| ②味をつけた具を入れる | 味をつけた魚・鳥・焼き栗・木耳・揚げた松露などを入れる。 |
| ③煮る | 合わせて煮る。 |
| ポイント | 名前に「糟」とあるが、本文に酒粕は出てこない。古酒でとくことにちなむ名とみられる。「白海鰌」が何の魚を指すかは原文からは確かめられない。 |
図の番号は、上の表の①〜③に対応する。
原文(翻刻)
右の「六十四」から読む
六十四 糟いり豆腐
とうふをよくすりて古酒にて解らげ加料に味つけたるを入れ烹る也○臠には鹽紅魚か口塩の杏魚か白海鰌か用ひ鳥肉には鶉か鳬か見合せに入れ焦栗子木耳油煠松露等也
とうふをよくすりて古酒にて解らげ加料に味つけたるを入れ烹る也○臠には鹽紅魚か口塩の杏魚か白海鰌か用ひ鳥肉には鶉か鳬か見合せに入れ焦栗子木耳油煠松露等也
原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「糟」はかす、「解らげ」はやはらげ、「加料」はかやく、「臠」はきりみ、「杏魚」はあんかう、「鶉」はうづら、「鳬」はかも、「焦栗子」はやきぐり、「松露」はしようろ)。
ほえまるより
案内人:ほえまる
魚に鳥に栗にきのこ。具がたっぷりで、お祝いの日のごちそうみたいだワン。