奇品

蓑でんがく

みのでんがく

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 奇品 第61品

蓑でんがく
🍢 田楽花鰹蓑

辣料(薬味)を見計らって味噌にすり混ぜ、ふつうの田楽のようにして、花鰹のよくきれいにそろったものを、味噌の上にびっしりとかける。

材料豆腐、味噌、薬味、花鰹
①薬味を味噌にする薬味を見計らって、味噌にすり混ぜる。
②田楽にするふつうの田楽のように焼いて、味噌をぬる。
③花鰹をびっしりきれいにそろった花鰹を、味噌の上にびっしりかける。
ポイント薬味の種類は書かれていない。名前は、びっしり並んだ花鰹を、わらなどで編んだ雨具の蓑に見立てたものとみられる。
蓑でんがくの作り方。①薬味を味噌にする ②田楽にする ③花鰹をびっしり

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。蓑でんがくの項
原本(右がコマ024、左がコマ025)。
右の「六十一」から読み、左へ続く
六十一 蓑でんがく
辣料みあはせに味噌へすりまぜ常の田楽の如くして花かつほのよくきれいにそろひたるを味噌の上へ密とかくる也

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「蓑」はみの、「辣料」はやくみ、「密と」はびつしりと)。コマ024の左ページの終わりから、丁をめくったコマ025の右ページの初めへ続く。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

花鰹をびっしり並べると、雨の日の蓑みたい。かつおの香りがたまらないワン。