奇品

繭でんがく

まゆでんがく

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 奇品 第60品

繭でんがく
🐛 繭餅山椒味噌

つきたての餈(もち)を、花びらのようにごく薄くのばす。少し炙った田楽を山椒味噌のつけ焼きにしたものを、その餅でくるりと包む。

材料豆腐、山椒味噌、つきたての餅
①山椒味噌のつけ焼き田楽を少し炙り、山椒味噌のつけ焼きにする。
②餅を薄くのばすつきたての餅を、花びらのようにごく薄くのばす。
③餅で包む焼いた田楽を、薄い餅でくるりと包む。
ポイント原文の「少し炙」は、田楽を少し炙ることと読んだが、餅を少し炙るとも読める。名前は、白い餅に包まれた形を蚕の繭に見立てたものとみられる。
繭でんがくの作り方。①山椒味噌のつけ焼き ②餅を薄くのばす ③餅で包む

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。繭でんがくの項
原本(コマ024)。
右の「六十」から読む
六十 繭でんがく
つきたての餈を花びらの如くいかにも薄くのばして少し炙田楽の秦椒味曽のつけやきにしたるを右の餈にてくるりとつゝむなり

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「繭」はまゆ、「餈」はもち、「薄く」はうすく、「秦椒」はさんせう)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

つきたてのお餅で田楽をくるっと包むと、白い繭みたい。もちもちで香ばしい、ぜいたくな組み合わせだワン。