佳品

沙金豆腐

さきんどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 佳品 第55品

沙金豆腐
🎁 詰め物鴨銀杏

丸ごと油で揚げて、一方を切りそぎ、中をくり抜く。中へ鳬肉(鴨)、紅魚(鯛)の切り身、木耳、銀杏の具を入れ、鶏卵を七分目まで入れて、口を昆布か干瓢でくくる。

酒で煮て、すり山椒を置く。

材料豆腐、油、鴨、鯛、木耳、銀杏、鶏卵、昆布または干瓢、酒、山椒
①丸揚げにしてくり抜く豆腐を丸ごと揚げ、一方を切りそいで中をくり抜く。
②具と卵を詰める鴨・鯛・木耳・銀杏を入れ、鶏卵を七分目まで入れる。
③口をくくる切り口を昆布か干瓢でくくる。
④酒で煮る酒で煮て、すり山椒を置く。
ポイント切り分け方や盛り方は書かれていない。「沙金」は砂金のこと。切り口に見える卵や具を砂金に見立てた名とみられる。
沙金豆腐の作り方。①丸揚げにしてくり抜く ②具と卵を詰める ③口をくくる ④酒で煮る

図の番号は、上の表の①〜④に対応する。

豆腐百珍の原本。沙金豆腐の項
原本(コマ023)。
右の「五十五」から読む
五十五 沙金とうふ
全油煠にして一方をきりそぎ中を刳ぬき内へ鳬肉紅魚臠木耳銀杏の加料入鶏卵七分め入れくちを昆布かかん瓢にてくゝり酒烹にしてすり秦椒をく

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「全油煠」はまるあげ、「刳ぬき」はくりぬき、「鳬肉」はかも、「紅魚臠」はたいのきりみ、「加料」はかやく、「かん瓢」はかんぺう、「秦椒」はさんせう)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

揚げ豆腐の中に、鴨や鯛や卵がぎっしり!宝箱みたいな豆腐だワン。