佳品

浅茅田楽

あさぢでんがく

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 佳品 第42品

浅茅田楽
🍢 田楽梅醤罌粟

薄醤油のつけ焼きにして、梅醤(うめびしお)をぬり、煎った罌粟(けし)の実をびっしりとかける。

材料豆腐、薄醤油、梅醤(うめびしお)、罌粟の実
①つけ焼きにする串に刺した豆腐を、薄醤油をつけながら焼く。
②梅醤をぬる上に梅醤をぬる。
③罌粟をかける煎った罌粟の実を、びっしりとかける。
ポイント豆腐の切り方や串の打ち方は書かれていない。「浅茅」は丈の低いちがやのこと。梅醤の上に一面に散る罌粟の実を、浅茅の茂る野原に見立てた名とみられる。
浅茅田楽の作り方。①つけ焼きにする ②梅醤をぬる ③罌粟をかける

図の番号は、上の表の①〜③に対応する。

豆腐百珍の原本。浅茅田楽の項
原本(コマ020)。
「四十二」の二行
四十二 浅茅田楽
稀醤のつけ炙にして梅醤をぬりてゐりたる罌粟を密とかける也

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「浅茅」はあさぢ、「稀醤」はうすしやうゆ、「つけ炙」はつけやき、「梅醤」はむめびしほ、「罌粟」はけし、「密と」はびつしりと)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

梅の赤に、けしの実がびっしり。名前も見た目も風流な田楽だワン。