尋常品

おし豆腐

おしどうふ

『豆腐百珍』天明二年(1782年) 尋常品 第15品

おし豆腐
🪨 重しで絞る煮しめ醤油と酒

豆腐を布に包み、板を斜めにして並べてのせ、つぶれない程度の重し石をかけて、よく水気を絞る。生醤油と酒塩を同じ量合わせて煮しめ、小口切りにする。

材料豆腐、生醤油、酒塩(味つけに使う酒)
①布に包んで並べる豆腐を布に包み、斜めにした板の上に並べる。
②重しで水気を絞るつぶれない程度の重し石をかけ、水気をよく絞る。
③醤油と酒で煮しめる生醤油と酒塩を同じ量合わせて煮しめる。
④小口切りにする煮しめた豆腐を小口から切る。
ポイント板を斜めにするのは、絞った水が流れ落ちるようにするためとみられる。重しの重さや煮る時間は書かれていない。
おし豆腐の作り方。①布に包んで並べる ②重しで水気を絞る ③醤油と酒で煮しめる ④小口切りにする

図の番号は、上の表の①〜④に対応する。

豆腐百珍の原本。おし豆腐の項
原本(コマ015)。
右の「十五」から読む
十五 おし豆腐
布に包み板を斜にして並べのせつぶれぬほどの壓石をかけよく水気をしぼり生醤油酒しほ等分にて煮染小口切にす

原本(jpg)で読んだ。字体は通行の字体に改め、振り仮名は省いた(「壓石」はおもし、「煮染」はにしめ)。

案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

重しでぎゅっと水を絞ってから煮しめると、味がしっかりしみこみそうだワン。板を斜めにする工夫が細かいワン。