← 一覧へ戻る
日本山海名物図会 巻五

川海老:篝火で呼び寄せる夜漁

巻五は川と海の生き物の世界を描く。まずは篝火に集まる川海老の夜漁から見ていこう。

川海老漁の図

川海老——篝火に引き寄せて玉網で掬う

川海老を取るには、竹の簀(す)を鉤の手(L字型)に立て回しておく。夜になってその傍らで松明(たいまつ)を振れば、その火の光につれて集まってくるものを玉網(たまあみ)で掬い取る。おおむね、川に水が出た(増水した)ときに川端で篝を焚くと、海老が多く寄ってくる。手綱で捲き取ることもできる。

光に引き寄せられる川海老の習性を利用した「火光利用漁法」は、世界各地で見られる漁法である。松明や篝火を使ったこの方法は、江戸時代の川漁の風景を象徴するものだった。

川の恵みを今に

川海老・佃煮——日本の川が育てた美味

※楽天アフィリエイトを利用しています。

ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「暗い川辺で松明を振って海老を集めるなんて、幻想的な光景だったんだろうなワン!光に集まる習性をうまく利用した、昔の人の知恵が光るワン。」