伊吹山は近江(滋賀県)と美濃(岐阜県)の両国にかかる大山である。ここから出る「もぐさ(艾草)」は古くから和歌にも詠まれた名品である。
伊吹山は近江(滋賀県)と美濃(岐阜県)の両国にかかる大山である。ここから和蘭(よもぎ)が多く出るが、中でも「もぐさ(艾草)」が名物である。古くから和歌にも詠まれている。余国のよもぎより茎が太く、その長さは麻のようである。
山下の民家がこれを刈り取って、よく搗(つ)き、揉み抜いて「もぐさ」として売る。その白さは雪のようである。「只たのめ、しめじが原のさしもぐさ、我世の中にあらんかぎりは」——下野国(栃木県)日光山のふもと標地原の艾もまた名物として歌によまれている。
「万葉集にも詠まれてるくらい歴史が深いもぐさだワン!余国のよもぎより茎が太くて長いなんて、伊吹山の自然の恵みってすごいワン!」