麻の最上は南都(奈良)である。染めて色が良く、大様に晒し、汗をはじくため「奈良晒」として珍重された。
麻の最上は南都(奈良)である。近国より多くの品が出るが、染めて色が良く、大様に晒(さら)し、着て体にまとわりつかず、汗をはじくため「奈良晒(ならざらし)」として珍重される。
極の字の漆判(うるしはん)は、生平(きびら・生地)のときの改め印(検査印)である。晒し上げての改め印は「南都御菩薩(なんとごぼさつ)」の文字と「尺巾一尺一寸・長六丈七尺五寸」の朱印がある。また四尺切りを取ってあまり五丈四尺。また「木津晒(きづさらし)」は奈良と同じだが、深くて地がやわらかく、着心は奈良ほど爽やかではない。
「『南都御菩薩』の朱印で品質保証するなんて、江戸時代にもうブランド認証の仕組みがあったんだワン!尺や長さまで細かく決まってるの、すごい精密さだワン!」