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日本山海名物図会 巻四

松煙:墨の最高級原料を採る技

松のヤニを燃やして集める煤——書画に欠かせない墨の原料「松煙(しょうえん)」の採取法を記録する。

松煙取りの図

松煙——松の肥ゆえん、墨の原料を採る

「松煙(しょうえん)」は「灰墨(はいずみ)」とも言う。これを取るには、四方を油紙で囲い、その中に棚を設け、棚の上を土で塗って、棚の下に火をつけて燃やし、その火のかかりの煙が上の方に溜まったものを掃いて取る。これを松煙という。なお「油煙(ゆえん)」は油火のかかりの煙であり、これも棚を設けて多く油火を灯して、その上に溜まったものである。

また太平墨などの下品(粗悪品)の松煙は、焼き竈(かまど)のように作り、松の雑木を焚いてその上に溜まる煤を掃き取るものである。

松煙は墨(すみ)の最高級原料として、書道・絵画に欠かせない素材だった。松のヤニが多い松根(まつね)を燃やして採取する精製品は「松煙墨」として珍重され、現在も奈良の墨職人に伝わる伝統技術である。

松煙の名産

墨づくりの伝統技術を今に

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ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「油紙で囲って棚を作り、煙を掃いて集めるなんて、地道で根気のいる作業だワン!これが最高級の墨の原料になるなんて、職人技だワン!」