日本最大の牛蒡(ごぼう)として名高い伊予(愛媛県)の巨大牛房。長さ三〜四尺(90〜120cm)に達し、その種は腫れ物の薬にもなる。
平家牛房(ひらかごぼう)は太くて、その味が良い。長さは三〜四尺(約90〜120cm)もあり、牛蒡の名物である。城州(山城国)の八幡牛蒡も名物として名高いが、その大きさは伊予の牛蒡には及ばない。
牛蒡の虫(牛蒡子)を「大刀子(だいとうす)」という。これを種物として、その実を一粒飲めば、早速に腫れ物(できもの)の口が開いて膿を出すという。中国(唐)では牛蒡の若い苗の部分のみを賞翫して、その根は人々が多く食さないと『本草綱目(ほんぞうこうもく)』には書かれている。
「牛蒡を抜くには鋤が必要なほど根が深いなんて、『たとひ項羽の力ありとも』って例えがすごいワン!長さ90〜120cmの牛蒡、想像もつかない大きさだワン!」