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日本山海名物図会 巻三

豊後の河太郎(かっぱ)

巻三の最後を飾るのは、豊後国(大分県)に棲むという不思議な生き物「河太郎(かわたろう)」——今日「かっぱ(河童)」と呼ばれる存在である。五、六歳の子供の姿で全身に毛があり、水中から人を引き込むという。著者は詳細な観察記録を残している。

豊後河太郎の図

河太郎——五歳の子供の姿で相撲を取る水の怪

その形は五、六歳の小児(子ども)のようで、全身に毛があり、猿に似て眼が鋭い。常に川の瀬に出て相撲を取る。人を恐れることがなく、されども間近に寄ると水中に飛び込む。時としては人にとりついて水中へ引き込み、その人を殺すこともあるという。

河太郎と相撲を取った人は、たとえ勝っても正気を失い大病を患うという。「しきみ(樒)の探香水」を飲ませると正気に戻るという。河太郎は豊後国(大分県)に多いが、その他諸国の各所にも棲み、関東では「河童(かわっぱ)」と呼ばれている。

河太郎=河童は日本全国に伝わる水の怪の総称で、各地でその呼称や特徴が異なる。豊後での記録が図会に載るほど、江戸時代には実在の生き物として広く信じられていた。現在では「オオサンショウウオ」などの自然の生き物が目撃例のモデルとする説もある。

日本の伝説・水の文化

河童の伝説が語る、日本人と川・水との深い関わり

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ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「河太郎=かっぱって、江戸時代には本当にいる生き物として紹介されてるんだワン!体中に毛があって猿に似てるけど目が鋭いって、割と具体的な描写がリアルだワン。著者が真剣に観察したんだろうなワン!」