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日本山海名物図会 巻三

薩摩大隅黒砂糖:甘蔗を搾り石灰で固める

薩摩・大隅は黒砂糖の名産地。甘蔗を搾り、石灰を加えて灰汁を抜きながら煮詰め、型に流し込んで固める製法を記す。

薩摩大隅黒砂糖の図

薩摩大隅黒砂糖——甘蔗を搾り、石灰を加えて固める

薩摩・大隅は黒砂糖の名産地である。甘蔗(さとうきび)を石臼で搾って汁を取り、大釜で煮詰めながら石灰を加えて灰汁を抜く。

煮詰めた汁を型に流し込んで冷やし固めたものが黒砂糖である。竹を割って作った容器に汁を注ぎ、天日で乾かして仕上げる様子も図会に描かれている。

薩摩藩は黒砂糖を専売品として厳しく統制し、藩の重要な財源とした。奄美・沖永良部などの島々でも盛んに生産され、薩摩藩の経済を支えた。
ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「サトウキビから黒砂糖を作るのに、石灰を加えて灰汁を抜くひと手間があったんだね。薩摩藩の大事な財源だったっていうのも納得だワン!」