越前国が誇る奉書紙は日本最上とされ、六広・御前広・本政など二十近い品種を持つ。宮廷にも用いられた格調高い紙の名産。
奉書紙(ほうしょがみ)は余国からも出るが、越前に及ぶものはない。越前奉書はその品種が多い——六広(ろくびろ)・御前広(ごぜんびろ)・本政(ほんまさ)・間政(まかんまさ)・上州(じょうしゅう)・真草(まくさ)・半草(はんくさ)・刻(こく)・外口(そとくち)・大鷹(おおたか)・中ほど・小引(こびき)・つやなし・雲龍(うんりゅう)・尺長(しゃくなが)・間にあひ・鳥の子(とりのこ)・蕗様(ふきよう)・中様(ちゅうよう)などがある。
いずれも紙の質が良く、艶があって丈夫である。日本中で多くの紙が出る中でも、越前奉書・美濃なおし・関東の西の内・程村・長門岩国半紙が最上品とされている。
「越前の奉書紙は種類が二十種類近くもあって、日本中で最高級とされてたんだね。今も福井県越前市で作られ続けているなんて、伝統ってすごいワン!」