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日本山海名物図会 巻二

江戸四日市蜜柑市:山積みの籠で賑わう

江戸の四日市(現在の東京都中央区)で開かれる蜜柑市。その賑わいを見ていこう。

江戸四日市蜜柑市の図

江戸四日市の蜜柑市——山のように積まれた籠

江戸の市中では多くが駿河から出るものだが、紀州蜜柑も大坂から船便で下るものがある。江戸の四日市(現在の東京都中央区)の広小路では、籠入りの蜜柑が山のように高く積まれ、毎日毎日、売買の商人たちが群集する。

江戸は日本第一の都会として繁昌の地であるから、京・大坂にも勝って賑わっている。

江戸時代の流通網は驚くほど発達していた。紀州から大坂へ、大坂から江戸へ——海運で日本列島の端から端まで物資が行き来した。蜜柑市の賑わいは、そのまま江戸の活気の象徴だった。
ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「一荷に五、六個しか載らない近江の大蕪……じゃなくて、江戸の蜜柑市の賑わいもすごいワン!」