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日本山海名物図会 巻二

紀州蜜柑:皮厚く甘さ格別

紀伊国(和歌山県)の蜜柑は、皮が厚く甘さ格別な名産である。

紀州蜜柑の図

紀州蜜柑——皮厚く甘さ格別

紀伊国(和歌山県)・駿河国(静岡県)・肥後国(熊本県)の八代より出る蜜柑はいずれも名物だが、中でも紀州が最も優れている。皮が厚くて、その味が甘い。京・大坂の市中に売られているものの多くは紀州産である。

山より出荷する際には籠に入れ、風が当たらないように丁寧に詰めて運ぶ。一籠に百入り・二百入り・三百入りがあり、籠の大きさはいずれも同じである。蜜柑の大きなものは数が少なく、割高になる。加賀・越前などの北国では蜜柑の木が育たない。

紀州の温暖な気候と海からの適度な湿り気が、皮の厚い甘い蜜柑を育てる。現在も和歌山県は有田みかんで日本有数の産地であり、江戸時代からの「紀州蜜柑」の伝統が今に続いている。

秋冬の名産を味わう

紀州みかん——土地の恵みが生んだ名産品

紀州みかん(美浜町)
紀州みかん(美浜町)
紀州みかん
紀州みかん
紀州みかん(紀の川市)
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ほえまる
ほえまるの「ほえ〜!」コメント

「紀州から海運で江戸まで蜜柑が届くなんて、江戸時代の物流もすごいワン!」