🍬 干菓子

煎餅・砂糖煎餅

せんべい・さとうせんべい(煎餅2種)

『古今名物御前菓子秘伝抄』享保三年(1718年) 第18番・第19番

煎餅
🍬 干菓子はさみ焼き金型

丸い金型2つを口が向かい合うようにしてはさみ状に柄をつけ、餅を少しずつはさんで火の上で焼くと、金型の大きさの煎餅ができあがる。

材料餅(適量)
①型を用意する丸い金型2枚を向かい合わせにし、片方に柄をつけてはさみのような形に整える。現代の「煎餅型」「たい焼き型」に相当する道具。
②焼く型を火の上に置いて温め、餅を少量のせてから型ではさんで焼く。金型の形と大きさ通りの丸い煎餅に仕上がる。適度な焦げ目が香ばしさを生む。
備考材料は「餅」のみで非常にシンプル。現代のうるち米煎餅や白玉煎餅に近い。原文の記述は最短クラスで、シンプルな製法であることがわかる。

小麦粉1升に白砂糖2合を加え、水でなめらかにこねる。煎餅(18番)と同じ金型で少しずつはさんで焼くと、金型の大きさになる。

材料小麦粉(1升)、白砂糖(2合)、水(適量)
①生地を作る小麦粉1升に白砂糖2合を加え、水を少しずつ加えながらなめらかになるまでこねる。砂糖が溶け込んだ、やや甘みのある柔らかい生地に仕上げる。
②型ではさんで焼く煎餅(18番)と同じ丸い金型を使い、生地を少量のせてはさんで焼く。小麦粉ベースのため、餅煎餅より薄く焼き上がり、砂糖の甘みとキャラメル化した香りが特徴。現代の瓦煎餅やゴーフルに近い食感。
備考原文に「右のかねにて(右の金型で)」と参照指示があり、18番の煎餅のバリエーション。素材を餅から小麦粉+砂糖に変えるだけで全く異なる味わいになる。江戸の職人の応用力がよく現れている。

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せんへい丸きかね二つくひちかへにしてはさみのことくゑを付餅をがつゝはさみ火の上にてやき申候へは右のかねの大きさに成申候
さたうせんへい小麦の粉一升に白さたう弐合いれ水にてしるりとこね右のかねにてすこしつゝはさみやき申候得はかねの大さに成申候
案内人の柴犬ほえまる

案内人:ほえまる

江戸時代の煎餅は今と同じ「はさみ焼き」で作っていたワン!道具の形も現代の煎餅型とほぼ同じ。300年変わらない製法ってすごいワン。砂糖煎餅は同じ道具で素材を変えるだけ——江戸の職人の応用力が光るワン!