🍬 干菓子灰墨小麦粉
現代語訳
小麦粉1升に白砂糖3合を加え、水で固くこねて柔らかくもみ、板の上で伸ばし、灰墨(はいすみ)を塗り混ぜてうすく細く切り、色々な形に作る。
現代語訳に基づくレシピ
| 材料 | 小麦粉(1升)、白砂糖(3合)、水(適量)、灰墨(はいすみ・適量) |
|---|---|
| ①生地を作る | 小麦粉1升に白砂糖3合を加え、水で最初に固くこねてから、さらに柔らかくなるまでよくもむ。砂糖の割合がボーロ(11番)の倍あるため、生地はやや甘みが強い。 |
| ②灰墨を混ぜる | 板の上で生地を平らに伸ばし、灰墨(炭の灰で作った黒い顔料)を表面に塗ってから練り込む。灰墨によって生地全体が独特の黒みがかった色になる。灰墨は香料の一種でもあり、名称「こうやき(香焼き)」はここに由来すると考えられる。 |
| ③切って形にする | 薄く広げた生地を細く切り、色々な形に仕上げる。「焼く」とあるが原文を読むと焼かずに成形のみという解釈も可能で、実際の仕上げ方には諸説ある。現代の食用墨(炭パウダー)で色味の近いものを再現できる。 |
| 備考 | 灰墨という普通は食品に使わない素材を菓子に使う点が特異。江戸時代には灰墨が香料・着色料として菓子や料理に使われることがあった。現代でいえば竹炭パウダーを使った黒い菓子のルーツともいえる。 |
現代の逸品
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原文(翻刻)
かうやき小麦の粉一升に白沙糖三合いれ水にてかたくこねやはらかにもみ板の上にてのしはいすみをぬりませうすく細くきり形はいろ〳〵に作り申候
ほえまるより
案内人:ほえまる
灰墨(はいすみ)を混ぜて黒っぽく仕上げるのが特徴の不思議なお菓子!灰墨の香ばしい香りと砂糖の甘さが合わさった独特の風味が想像できるワン。現代の竹炭スイーツのご先祖様かもしれないワン!